スマホ無しでパリに行くよ！

2019年10月30日

前日にスマホを盗まれたぷえまる氏

しかし、帰国の日を含めて、まだ4日間旅行が残っています

10年以上前のスマホ保有率は10%以下なので、スマホ無しで旅行する方が多いでしょう

しかし、2017年の段階で保有率は75%を超えています

総務省｜平成30年版 情報通信白書｜情報通信機器の保有状況

スマホに依存しきった現代っ子にとって、

スマホ無しで海外旅行は難易度が高いです

さて、今日はブリュッセルからパリへ移動します

しかし、さっそく中央駅の場所がわかりません

宿でいただいた地図を頼りに中央駅へ向かいます

さて、今日もThalysで移動します

悪夢の日　3日目で示した通り、Thalysには良い思い出がありません

今日こそはトラブルに巻き込まれずパリに到着したい

結果

何も起きませんでした！

勝利！

よかった！

お隣の家族連れのお子さんがワンピースを読んでいて、

おっ（＾ω＾ ）

って思ったくらいです

さぁ、パリ北駅に到着です

地下鉄に乗り換えて14区にある宿へ向かいます

パリは地下鉄が発達しています

パリ自体非常に広いので、地下鉄は必須です

地下鉄を降りて、致命的なことに気づきます

宿どこだっけ？

最寄り駅は暗記していたのですが

宿の詳細な位置を覚えていません

覚えていた情報は

・近くに大きな公園がある

・最寄り駅から北のほう

・真向いにコインランドリーがある

とりあえず、北へ歩き、大きな公園を探します

公園を見つけてからは、お店の店員さんに

ワイ「Enjoy Hostelを探しているのですが、知っていますか？」

と聞きまくります

しかし、「ホテルならそこだよ」と、毎回別のホテルを指されます

ワイ「あのホテルじゃなくて、ホテル名がEnjoy Hostelで、ドミトリーだよ、この近くにあるはずなんだ」

と言っても頭に？マークを浮かべられます

一流ホテルならまだしも、ドミトリー形式の宿は周知されてなくても仕方がないですね

また、パリは英語が通じないことがあります

駅員、宿の受付、露店、道行く人は英語が通じないor短文じゃないと通じないことがありました

日本に来た外国人に綺麗じゃない英語で捲し立てられても困るので、似たような感じですかね

色んなお店に伺ったのですが、小さなピザ屋で転機が

店員「ホテル名、この紙に書いてよ」

店員「お前(たぶん常連客)、調べてやれ」

お客「まかせとけ」

この方々がgoogle mapで調べてくれたおかげで、やっと宿の位置がわかりました

宿に荷物を預け、マップをいただき、いざ散策です

2019年にマップを広げて歩いているのは私くらいでしょうね

ちょっと恥ずかしい

また、パリは押し売りが異常に多いです

片言の日本語で話しかけてきて、粗悪な格安な土産品を押し売りしてきます

こっちは、もうこれ以上被害を受けたくないので、とことん無視します

この日は芸術の日です

オランジュリー、オルセー、ルーブル美術館に行きます

シテ島(火事になったノートルダム大聖堂のあるところ)から、ルーブル美術館を突き抜けて、オランジュリー美術館へ向かいます

お目当ての作品は

モネの「睡蓮」です

教科書で見た印象は、なんか暗くてパッとしない絵でしたが

実物を見ると印象ががらっと変わりました

モネの自宅にある日本庭園を元に描かれているため、

なんとなく親しみやすさを感じます

心が落ち着いて、凛とするような、でもどことなく懐古感が漂う絵です

柳の木陰になって暗い手前側から、奥に向かって日に照らされている水面が目立つ様が良いですね

私は特に木陰のほうが好きです

自分側って感じがします、明るい場所はなんとなく縁の無い天国的なイメージがあります

この絵は確か、風景の模写ではなく、見た風景を心にとどめ、長い年月をかけて、思い出しながら、たまに実物を見て修正しながら、ゆっくりと描かれた絵画です

その平均化された池のイメージが、色んな人の心に刺さる作品になっているのでしょうか

さて、続いてオルセー美術館です

お目当ては

・オルセー美術館自体のデザイン

・アングルの「泉」

・ゴッホの「自画像」

・ゴッホの「ローヌ川の星月夜」

オルセー美術館は昔、駅だったため

その面影を残すデザインになっています

天井や時計の配置、左右対称な構造に駅っぽさを感じます

ゴッホのローヌ川の星月夜は題の通り、ローヌ川(フランス南部)の風景ですが

なんとなく、小樽を思い出すから好きです

幼少期に冬の小樽運河沿いを歩いたのを思い出します

オルセー美術館の大きな時計の裏から撮影したルーブル美術館がお気に入りです

この時点で既にかなりの距離を歩いているのですが、ルーブル美術館にも行きます

ルーブル美術館は水曜日と金曜日に営業時間が21:45まで長くなります

また、3つの美術館はミュージアムパスの対象です

パリは2015年のテロの影響で、セキュリティチェックが非常に厳しいです

有名な観光名所では空港並みのセキュリティチェックがあります

ルーブル美術館も例外ではなく、ガラスのピラミッドで30分並びました

オフシーズンなので30分で済んでいますが、夏は数時間並ぶみたいですね

ちなみに、ピラミッドの向かいには、こんな立派な凱旋門があります

これは裏側ですが、ピラミッドと一緒に撮れたので

さて、ルーブル美術館はドゥノン翼、リシュリュー翼、シュリー翼の3つに分かれています

ピラミッドの地下がホールとなっており、荷物を預けた後、入場ゲートでチケットを提示し、それぞれの翼に入ります

ルーブル美術館は今までの人生の中で最も迷子になる建築物でした

・広い

　すべての展示物を見るには丸3日要するみたいです

・入り組んでいる

　展示室が入り組んでいる場所があります

　また、1つの階でアップダウンがあるため、何階にいるのかすらわかりません

・通れない場所が多い

　臨時で閉鎖されたり、地図上では通れるのに実際は通路が無いことがある

3つめが厄介で、目当ての作品に直行するため、この通路を通ろうと思ったら、閉鎖されていて、来た道を戻って回り道をした結果15分歩き続けるみたいなことがザラに生じます

さて、お目当ての作品は

・ミロのヴィーナス

・モナ・リザ

・民衆を導く自由の女神

・カナの婚礼

・聖母子と幼き洗礼者聖ヨハネ(見つけられなかった

・ナポレオン一世の戴冠式と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠

・オダリスク

・サモトラケのニケ

・ハンムラビ法典(見つけられなかった

・レースを編む女

・アルチンボルドの四季

・ダイヤのエースを持ついかさま師

・トルコ風呂

・ルイ14世の肖像(見つけられなかった

・ナポレオン3世の居室(見つけられなかった

・ラメセス3世の石棺の桶

・ツタンカーメンを守護するアメン神(見つけられなかった

・浴女

・壕の遺跡(?)

多い！！

正式名称間違っていたらごめんなさい

およそ3時間半で回れましたが、見つけられなかった作品も多いですね

モナ・リザを見たことある人は口を揃えて

思ったより小さい

と、言いますね

モナ・リザの前は行列になっていて、少し遠めに眺めるので余計に小さく感じます

警備も圧倒的に厳重です

続いて、ナポレオン一世の戴冠式と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠

でっっっっっかい！！！

想像の2, 30倍大きかったです(縦6 mくらい、横10 mくらいです)

絵画というか壁画のレベル

こんなに大きな絵だったんですね

ちなみに、ルーブル美術館の中でも1, 2位を争うレベルで好きな絵です

特に理由は無いですが、なんか惹かれるんですよね

でも、未だに正式名称を暗記できませんww

続きまして、サモトラケのニケ

この角度からの写真がお気に入り

今にも飛び立ちそう

スポーツ用品のブランドであるナイキはNikeと書きますが、

このニケが由来らしいですね

またロゴはニケの翼をモチーフにしているらしいですね

そして、レースを編む女

小さい！！！

想像以上に小さな絵です

直径20 cmくらいです

こんなに小さくて、かつ精巧な絵なんですね、びっくりしました

そして、ダイヤのエースを持ついかさま師

人気が無い！！！

有名作品の前には人だかりが出来ているのですが、

この作品の周りには一人もいませんでした・・・

私、結構この絵好きなんですけどね

一か所、展示エリアが丸々閉鎖されていたため、いくつか見れない作品がありましたが、仕方がありません

屋内から夜のルーブル美術館を撮影しましたが、これも結構お気に入りです

ライトアップされていると映えますね

上側に、室内が少し反射したのがミスポイント

外からもう一枚

さて、ルーブル美術館の中央ホールから少し離れたところに逆ピラミッドがあります

ダヴィンチ・コードの聖地なので、テンションがあがります

この下に・・・ってね

宿に戻り、親とメールで連絡を取り合うのですが

キーボードに違和感

配列がQWERTYじゃない・・・

特にQAWZの位置が違います

グローバルスタンダートだと勝手に思っていたので驚きです

しかし、パリは物価が高いですね

観光地価格で高めなので仕方が無いのですが、

他の国の観光地価格をさらに1.5～2倍にした値段です

さて、明日はベルサイユ宮殿と凱旋門です！